関連サイト
ライフログ
カテゴリ
■2011年に観た映画リスト ■2010年に観た映画リスト ■2009年に観た映画リスト ■2008年に観た映画リスト ■映画の話、気まぐれに ■役者の話たまに監督の話 ■気になる情報・新作映画 ■ドラマ・夢をかなえるゾウ ■ドラマの感想 ■天然コケッコー ■ストロベリーショートケイ… ■亀は意外と速く泳ぐ ■転々 ■僕の彼女はサイボーグ ■ジャージの二人 ■クリクリのいた夏 ■たみおのしあわせ ■ダージリン急行 ■人のセックスを笑うな ■マイ・ブルーベリー・ナイツ ■しあわせのかおり ■潜水服は蝶の夢を見る ■エイプリルの七面鳥 ■サッド ヴァケイション ■ウォーリー ■ラースと、その彼女 ■歩いても 歩いても ■ぜんぶ、フィデルのせい ■純喫茶磯辺 ■つぐない ■落下の王国 ■イースタン・プロミス ■ラスト、コーション ■ぐるりのこと。 ■イントゥ・ザ・ワイルド ■ほえる犬は噛まない ■ダウト~あるカトリック… ■TOKYO! ■スラムドッグ$ミリオネア ■きみの友だち ■トウキョウソナタ ■この自由な世界で(書きかけ) ■BOY A ■12人の怒れる男 ■蛇にピアス ■ヤング@ハート(書きかけ) ■ジャーマン+雨 ■天国はまだ遠く ■インスタント沼 ■重力ピエロ ■愛を読むひと ■ディア・ドクター ■劔岳 点の記 ■南極料理人 ■エレジー ■女の子ものがたり(書きかけ) ■空気人形 ■その他の洋画 ■その他の日本映画 ■○月に観た映画 タグ
佐々木蔵之介(18)
あ行の映画(18) 堺雅人(16) 綾瀬はるか(16) な行・は行の映画(15) さ行の映画(15) 水川あさみ(14) た行の映画(14) 蒼井優(11) か行の映画(10) 松山ケンイチ(9) 加瀬亮(8) 吉高由里子(7) ま行~わ行の映画(7) オダギリジョー(7) 麻生久美子(6) 阿部寛(5) 田畑智子(5) ペ・ドゥナ(4) ARATA(4) 記事ランキング
以前の記事
検索
その他のジャンル
ブログジャンル
|
う~ん、たまたま自分が「イースタン・プロミス」の後で
この映画を観たせいだけじゃないと思うんですけど。 「イースタン・プロミス」が、大人の映画の匂いプンプンだったのに、 「ラスト、コーション」は、びっくりするくらい匂い立つものが無かった^^; 映画全体から、大人の世界を感じませんでした。 官能的な映像というのなら、「イースタン・プロミス」の方こそがそうだと思うし。 全裸対決も、ヴィゴ・モーテンセンがトニー・レオンに大差勝ち、なあんてね。 ここから<ネタバレ注意!>です。 あんまり、他の映画を並べ立てて比べるのがいい感想とは思いませんけど。 映画が始まってすぐの印象は、意外に軽いなあ~、ということ。 そのへんは、例えば「宗家の三姉妹」の重厚な画面と比べて。 ストーリーの安直なことといったら、工作員として近付いた敵を愛してしまうという点では同じの 「ブラックブック」と比べるべくもなく。 官能的というなら、もっと究極にエロい名画なんて枚挙にいとまがないだろうし、 「愛人/ラマン」あたりと比べても、ドキドキしなかったなあ… オーディションで選ばれた新人女優のタン・ウェイさん、激しいベッドシーンも頑張ってたけど、 なんだか瑞々しいというか、若鮎みたいなピチピチのヌードがちっともエロくないのよね… (監督的には若い女優がエロいのかも…^^;) かえって、前半、抗日運動の学生の仲間でイー(トニー・レオン)を罠にはめようとしていたとき、 "夫人ではないこと"がバレばいように仲間のひとりと"練習"していた時の方が痛々しくて、エロかったです。 それにしても、このタン・ウェイ演じるワンという女子大生、どうしてそこまでして抗日運動に身を捧げるのか、さっぱり解らない~ それどころか、抗日運動の学生仲間全員が、まるで、青春の思い出作りに工作員ごっこをしている 呑気で甘ちゃんな若者にしか見えませんでしたよ。 後に若者のリーダー格だったクァンが、「僕らは幼稚すぎた」というセリフを言ったときに、 そうだそうだ!って突っ込み入れたくなりましたもん^^; この香港での学生時代を描いた部分がほんとに幼稚で、もうちょっとどうにかならなかったのか。 上海に話の舞台が移ってからはやっと観れましたけど、 やっぱり、ワンがイーを憎みながら魅かれてしまうあたりの複雑な心情とか、 ワンがイーを愛しながら裏切っているという苦悩とか、 二人の心の奥底にある深い情念のようなものが掘り下げて描かれてたようにも思えない。 そのせいで、ワンがイーに最後の最後で「逃げて」という場面が、 どこかメロドラマっぽい浅い印象になってしまったのは、否めないかも。 「逃げて」と言ったときのワンのうるうるした表情は、 彼女が好きなハリウッド映画のイングリッド・バーグマンばりの表情だったけど。 ワンは、ただただ、映画のヒロインのような自分に陶酔したかったのかもしれませんね。 映画のヒロインのようになりたかった若い女の話、と最初から思って観れば、それなりに楽しめたかも。 そもそも、映画の評判を聞いて、上質な名作だと期待して観たのが間違いで。 (反対に、「イースタン・プロミス」は評判が良いので仕方なくみたら、これが名作だったんですけど) アン・リー監督の娯楽作品だと思って観ればよかったのかなあ。 上流夫人の暇つぶしでもあった麻雀の場面が頻繁にあるのが興味深かったです。 それから、チャイナ・ドレスのバリエーションが楽しめました。 街角に佇むワンの、帽子を目深にかぶって、仕立ての良いコートをきちんと着こなした姿、素敵でした。 「ラスト、コーション」公式HP my評価 :★★ (★五つで満点、☆は★の半分)
by do-little
| 2009-02-20 02:19
| ■ラスト、コーション
|
ファン申請 |
||