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2001年の韓国映画。
韓国映画を観るのは、これでやっと2本目(1本目は「トンマッコルへようこそ」)。 なんか、観ないんですよね、韓国映画。 この映画はペ・ドゥナが観たくてDVDを借りました。 ペ・ドゥナ、最高です^^ で、家族に「かなりブラックユーモアがきついけど、面白いよ」と途中まで観せたら、 総スカンをくらって、「信じられない~、犬にあんなことするなんて」と大ブーイング。 動物や犬が大好きという人に、大ヒンシュクの映画みたいです^^; 愛犬家の方はくれぐれもご覧になりませんように。 でも、私だって普通に、犬、好きなんですけどね^^; ここから<ネタバレ注意!>です。 ほんとに、「毒」のある映画でしたけど、面白かった。 面白かったというと、もしかして白い眼でみられちゃうんじゃないかって心配ですが^^; で、ペ・ドゥナが観たかったのは、以前の記事でもご紹介しましたが、是枝監督の新作「空気人形」の主演がペ・ドゥナだというので、 過去の韓国での出演作品を観てみようと思ったんですね。 でも、この「ほえる犬は噛まない」という作品のペ・ドゥナがあんまり魅力的なので、 どうだろう、他の作品でも、これ以上のペ・ドゥナって観れるんだろうか? なあんてことを思ってしまうくらい、彼女の魅力がはじけてました。 そういえば、この「ほえる犬は噛まない」でぺ・ドゥナを観て、山下敦弘監督は「リンダリンダリンダ」に起用したんですよね~ でも、「リンダリンダリンダ」のペ・ドゥナ、曲に感激して泣いたり、ひとり誰もいない舞台に立ってみたり、見せ場はありましたけど、それでも今思うと、なんだかもったいない使い方してましたね。 (それとも、ペ・ドゥナがあえてオーラを抑え目にした演技に徹していたのかな) とにかく、ぶつかって鼻血を出して、鼻にティッシュ詰めてるのに魅力的な女優さんなんて、 もうペ・ドゥナの他にはいないんじゃなかろか^^ 有り得ないくらいダサい服を無頓着に着て、髪はボサボサ、微妙に田舎くさい顔はもちろんスッピン、かなりだらしが無いのに、それでも可愛いと思っちゃうのが、「ほえる犬は噛まない」のペ・ドゥナなんです^^ 彼女の役は、高層マンション(団地にしか見えないんだけど)の管理事務所に勤める冴えない女の子、ヒョンナム。 マンションでは、飼い犬が行方不明になる事件が続いていて、ヒョンナムはたまたま、屋上から犬を投げ捨てる犯人の姿を目撃してしまう。毎日に退屈するヒョンナムは、テレビのニュースに出ることを夢見て、ゆくえ不明の犬と犯人探しに乗り出すのだが… 実は犯人はこのマンションに住む大学の講師の男で、ほえる犬がうるさいことにイライラして、犬をさらって殺すという犯行に走ってしまっていた。 この映画がかなり過激なブラック・コメディなのは、犬を殺すシーンももちろんそうなんだけど、さらにマンションの管理人が犬の死体を手に入れて、犬鍋にして食べてしまうシーンがきっついからなんですね。 ホラーもグロい映画も絶対ダメな私が見ていられる程度のシーンなんですけど、拒否反応をおこすひとはいっぱいいるだろうな。 なんか、シュールな感じでしたけどね、 かわいい犬がお鍋で美味しく食べられてしまう、っていうのは(あ、また白い眼で見られちゃう^^;)。 すごいと思うのは、犬食をしら~っと見せておいて、「はい、韓国では犬を食べちゃうんです」とニッコリ言ってのけるような感じが映画から伝わってくるところ。 海外のコンペや映画祭にも出品する作品で、あえて挑発的にこういう自国の描き方をする監督って、自虐的というより皮肉でやってるんでしょうけど、やることが半端じゃないですよね^^; しかも、ブラック・コメディの範囲内にちゃんとおさめながら、高学歴でも職がなかなか無い、コネ社会・賄賂社会である、バブル期に手抜き工事が行われた等々の韓国の現代諸事情(日本もおんなじですけど)もあっさり描いていて、監督の力量も確かなのね~って感じがしました。 ただし、難をいえば、前半の疾走感に比べて、後半がちょっとショボンな展開。 普通の落ちを嫌ったのか、犬殺しの講師の男が捕まるんだろうという予測も裏切り、さらに教授になっても地下鉄で死んでしまうんだろう、という予測も裏切られたのは、まあ面白くもありましたけど。後半、人間味をみせてヒョンナムに犯行を告白しようとする男と、前半の確信犯的に犬を殺す男がつながらないのは、ちょっとどうかな~と思いました。 それでも、ここまでペ・ドゥナの魅力を引き出した監督さんて他にないかもしれないし、 面白い映画を作ろうとする意欲と才能には抜きんでたものがあるというか、韓国映画界でもキラキラしちゃってる存在なんでしょうね~ ヒョンナムが屋上で浮浪者から犬を救おうとした時、さらに高いところから応援する人がずらっと並んで、ヒョンナムに声援を送って黄色い紙吹雪が舞う演出が楽しくて好きでした^^ 監督は、ボン・ジュノなんですね。 この監督さんについての予備知識といえるのは、映画祭で知り合った山下敦弘監督が「ボン・ジュノすげえ~!」と言ってたという話だけで、ほとんど何も知らないでこの映画を観たんですけど(あまりに知らなくてスミマセン^^;)。 後で検索したら、韓国で大ヒットした「グエルム~漢江の怪物」の監督さんで、「TOKYO!」の蒼井優×香川照之編を撮ってる監督さんだったんですね~^^ もうすぐ、3月25日に(たぶん)「TOKYO!」のDVDがレンタルリリースされるので、借りて観ようと元々思ってましたが、いったいどんな映画になってるのか興味しんしんです。 「グエルム~漢江の怪物」には脇でペ・ドゥナも出演してるんですけど、観ておくべきかな、と悩んじゃいますね~(怪物がコワいので^^;) ※追記:この映画の韓国での題名は「プルランダスエ ゲ(フランダースの犬)」。ボン・ジュノ監督が日本のアニメにめちゃくちゃ詳しい方だそうで、カラオケでパトラッシュの歌を歌うシーンがあったり、エンディングが「フランダースの犬」のテーマ曲だったりしてました。それにしても、このストーリーでタイトルが「フランダースの犬」だなんて、ものすごい皮肉ですよね^^; my評価 :★★★☆ (★五つで満点、☆は★の半分) Amazon.co.jpのページ「ほえる犬は噛まない」
by do-little
| 2009-03-09 02:52
| ■ほえる犬は噛まない
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