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「ウルトラミラクルラブストーリー」については、去年から注目していて
記事にも取り上げたりしてたんですけど。 いよいよ、今日から公開ですね~^^ それに先だって、横浜聡子監督の前作、「ジャーマン+雨」がTSUTAYAでリリースされたので、 リリース当日にいそいそと借りて観てみたんですよ。 う~ん^^; これは、すごいとしか言いようがないでしょう^^; いい意味でも、悪い意味でも。 「ジャーマン+雨」は、ブスで乱暴で嫌われ者の主人公、よし子の日常を描いた物語。 よし子の日常というのが、歌手デビューを目指しながら、植木職人をやったり、縦笛の先生をやりながら生徒の小学生のトラウマを歌にしたり、ドッジボールをしたり、寝たきりの父親を○○したり、トイレの汲み取り口に飛び込んだりで… すべてにおいて傍若無人なよし子が不快ですらあるのに、なぜか魅力を感じてしまったりもするクセのある映画でした^^; とにかく、自主制作映画っぽく荒削りで、乱暴なストーリーで、ちょっとシュールでもある、ぶっとんだ話。 もっとよく言えば、枠にとらわれない、新鮮で、むきだしの面白さがある映画、というか。 で、横浜聡子監督は、この自主映画的ぶっとび加減をそのままに、 いやさらなるぶっとび映画へとパワーアップしてして、メジャーデビューの「ウルトラミラクルラブストーリー」を作っちゃったみたいなんですよね。 観てないでいうのもナンですが、 きっと「ウルトラミラクル…」の賛否両論は必至なんじゃないでしょうか^^; ここから<ネタバレ注意!>です。 公開したばかりの映画なので、よけいな情報を入れたくない、という方は、特にご注意ください。 普通はね、メジャーデビューというと、多少は自分のやり方を曲げるとか、日和るとかして、 若干、今までより大人しいというか、大人の配慮をした作品を作るものだと思うんですよ。 それが、横浜聡子監督ときたら、自主制作映画の「ジャーマン+雨」をのびのびと撮ったように、 商業映画であるはずの「ウルトラミラクル…」も撮りたいように撮ってしまったらしい。 スター俳優を起用しながら、万人には受け入れにくいストーリーを貫く、その遠慮の無さといったら、 まるで、恐れを知らない子供のようなんですよね。 実は、「ジャーマン+雨」を観るまでは、「ウルトラミラクル…」にお門違いな幻想を抱いていたんです。 事前の情報によると、気鋭の新人監督が、オール青森弁で、オール青森ロケの作品を青森出身の俳優にオファーしたいと思っていて、ダメもとで松山ケンイチに出演を依頼したらOKがとれたそうな。 一方で、松山ケンイチが"とにかく土に触れるような仕事はないか"とマネージャーに相談したら、 "ちょうどそんな脚本が1本きてるけど"、と言われたそうな。 そんなエピソードを耳にして、わあ~なんて幸福な監督と役者と作品の出会い!と思って、勝手に、青森の田舎を舞台に繰り広げられる農業青年の淡い恋物語みたいなものを想像してたんですね。 すっごく大らかで、ほのぼのしてて、地味にハッピーな話なんだろうなって。 (横浜聡子のことを少しでも知ってたら、もちろん、そんなことは考えもしなかったんですが^^;) (ここから先はストーリーの話になりますので、気をつけて) 実際の物語は、松山ケンイチ演じる主人公の陽人が裏設定でADHD(注意欠陥性多動障害)の青年で、麻生久美子演じる町子に好かれたい一心で農薬を浴びて、奇跡的に頭脳の進化を遂げるんだけど心臓はとまったまま生きている、っていうんですから。 あげくは町子の死んだ恋人が頭の無い死体で現れたり、陽人も… って、ストーリーのネタバレはこれくらいにしておいたほうがいいですよね。 実は大失敗だったんですが、映画雑誌を立ち読みしていて、驚愕のラストシーンまで知ってしまったんです^^; 横浜聡子監督は、映画美学校の卒業制作「ちえみちゃんとこっくんばっちょ」で、コンペの最優秀賞を受賞。それで得た助成金で制作した「ジャーマン+雨」が自主制作作品としては異例の全国公開になったという経歴を持つ、映画界のわらしべ長者のようなひとなのですが。 メジャーデビューとなる「ウルトラミラクル…」では、いったいどんな、わらしべ長者ぶりを見せるんでしょうかね~ すでに、一部の映画の批評家さんたちは大絶賛、一部のネットでは、おもしれ~!という声も聞こえてきてて、たしかにカルト系好きとかに受けそうな映画ではあるんだけど。 私はというと、ずっとこの映画を楽しみにしていながら、うっかりストーリーを最後まで知ってしまったら、なんだかちょっと観る気が削がれてしまいました^^; それでもやっぱり、松山ケンイチ演じる陽人の天真爛漫ぶりは観てみたい気もするし。 松山ケンイチの青森弁も聞いてみたい。 (松山ケンイチは青森弁とはいっても下北弁のひとで、この映画では津軽弁が使われているので、松ケンは方言指導を受けたそうです) でも正直、口当たりのいいだけの映画だと、きついダメ出しをする人間なわりには、ちょっとシュールでちょっとキモ系の話には、けっこうついていけなかったり、引いてしまったりする方だし^^; (「TOKYO!」のレビューでもそんなこと書いてましたけど、レオス・カラックス監督の第二話には、もうドン引きでした。それで、横浜聡子監督は、撮影にあたって、レオス・カラックスの「汚れた血」と「ポンヌフの恋人」のDVDを松ケンに観せて、ドニ・ラヴァンの演技を陽人の役づくりの参考にして、とリクエストしたそうです) ど~しよ~って。 優柔不断な私は映画館に行こうかやめとこうか迷ってるところです^^; 「横浜聡子監督と語る」 「横浜聡子監督よってたかってインタビュー」 「ウルトラミラクルラブストーリー」公式HP allcinema「ウルトラミラクルラブストーリー」 「ジャーマン+雨」公式HP allcinema「ジャーマン+雨」 「ジャーマン+雨」 my評価 :★★ (★五つで満点、☆は★の半分)
by do-little
| 2009-06-06 07:25
| ■ジャーマン+雨
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