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日曜日に「ICHI」を観てきました~^^
どちらかというと、公開が近付くにつれて期待よりも不安が大きくなってしまって、 トンデモ映画ではないかと、心配しながら観にいったのです。 結果、気になっていた浅野妙子の脚本も無難で、至極まともな映画作品でホッとしました。 でも、トンデモ映画だった「僕の彼女はサイボーグ」の時は、綾瀬はるかがほんと良くて、 観てくださいね!と力強くおすすめしてたのに。 まともな映画だった「ICHI」はあまりおすすめできない気がしちゃって、残念…^^; 何度も何度も書いてますが、自分は「鹿男あをによし」の藤原くんが大好きで、そこから綾瀬はるかのファンになったんですね。 セカチューや「白夜行」はチラッと観ただけだけど、その時はまだ好きな女優さんじゃなかった。 で、「ICHI」は、セカチューや「白夜行」の頃から綾瀬はるかが好きなファンにおすすめかな。 可哀相な役や暗い役の綾瀬はるかに萌えなファンなら、市には萌え萌えかも。 自分は、今オンエア中の、マックスファクターのCMくらい、 表情がキラキラして明るい綾瀬はるかの方が好き。 それに、市は、ヒーローじゃなかったんですよね… 「僕の彼女はサイボーグ」の"彼女"は、ジローのために戦ったけど、 「ICHI」では、市は誰かのために人を斬ることがない。 市は、ただ自分のためだけに、人を斬る。 そこら辺もね…。 詳しい続きは、明日書きます^^; …続きです。 映画を観終わった後で、ふっと頭に浮ぶのは、大沢たかお演じる十馬の人なつこい笑顔。 大沢たかおが、よかったんですよ^^ ここから、<ネタバレ注意!!!!!>です。 パンフレットを読んだら、曽利監督が、こんなこと言ってました。 『勝さんの座頭市には、強さだけではない、ブラックなユーモアもある。だから、あれだけ愛されるキャラクターになったと思うんですね。そこで、十馬というわりとライトなキャラクターを登場させて、座頭市のキャラクターを男女に二分させたんですね』 こりゃ、ダメでしょう、って思いました。 人を信じる前向きで明るい性格、飄々とした姿、何となくおマヌケで笑いを誘うところ、そういったユーモア・パートを十馬が担当するだけならいいんですが、 肝心の剣の達人、というパートまで十馬が取ってしまっている。 剣の達人とはいっても、少年の頃の事故のトラウマで、十馬は剣が抜けない。 木刀なら誰にも負けないのに、いざという時は、へっぴり腰で逃げてばかり。 それでも、十馬は、市より実力では強い。 しかも、中村獅堂演じる悪党の万鬼は、市が全然勝負にならないくらい、圧倒的に強いんです。 かよわい目の見えない女が、実は居合いの名人で、誰よりも強い、そんなカッコいいお話だと思っていたのに、市は強いことは強いんだけど、万鬼党の手下の雑魚どもより強いだけ。 十馬と万鬼のふたりにはかなわない。 ということが解った時点で、ありゃ~って、思いました。 それでも、たぶん、トラウマで剣が抜けない十馬の代わりに市が万鬼と戦うんだろうと思ってたら。 市は、万鬼党との決戦には参加せず。 十馬が、縄張りの宿場町を万鬼党から守ろうとする虎次に加勢して戦うんですね。 またまた、勝新の"弱きを助けて強きと戦う"義侠心的パートも、十馬が担ってしまって。 最後は、トラウマを克服して剣を抜いた十馬と万鬼のがっつり勝負で(ここの剣と剣を交えて互いに譲らないシーンは迫力がありました)、相打ちになるんだけど、十馬が先に死んでしまう。 ここで初めて、市が掛け寄って、許せない!って万鬼をばっさりやるという訳なんですけど。 つまり、長々書きましたけど、座頭市のキャラクターを、市と十馬で二分したというよりは、 大沢たかおの十馬がかなりの部分をいいとこどりなんです。 十馬が息を引き取る前に、市に伝える言葉も、よかったこと。 「生きろ、市」 綾瀬はるかの市が担ったのは、目の見えない居合い斬りの名人、という部分だけ。 離れ瞽女としての部分が強調して描かれてるしね。 結局、強い男と弱い女、って図式なんだな~。この映画だと。 しかも、市は、自分の身を守るために人を斬ることはあっても、誰かを助けるために人を斬るなんてことは、全然考えてない。 度重なる不幸と孤独から、すっかり心を閉ざしてしまっているから。 万鬼の根城に自ら連れていかれたのだって、探し人について尋ねたかったからだったし。 宿場町で知り合った子供、小太郎が、つい、提灯の灯りで夜道を照らした時、 「明かりなんていらないよ」と言う市だったけど。 十馬が死んで、宿場町を去るときには、「ねえちゃんにも、道を照らす明かりは必要かもしれない」とつぶやいていた。 固く閉ざしていた市の心が開かれて、目の前に広がる庄内の風景のように清清しい気持ちで旅立った、というラストだったけど。 強いて文句を言うなら、十馬と出会ったことによる、市の心の変化が描かれていなかったと思う。 そのあたりは、脚本の浅野妙子がもうちょっと、頑張ってほしかったかも。 それにしても、いったい、どんなターゲットに向けて、この映画を企画したんだろう。 本格時代劇ファンはハナから相手にしないだろうし。 アクション好きには全然物足りないだろうし。 せっかく浅野妙子を起用したのに、恋愛話は、淡い恋とすらいえないようなものだし。 だいいち、半端にエロいシーンがあって、血が半端なくドバドバ出て、 あげくの果てに、中村獅堂の仮面の下のグロい顔がどアップになるわじゃ、若い女性は絶対引きまくると思うし。 どっちを向いても、中途半端。 まったく根拠の無い妄想だけど、こういう話がやりたいんだ!という監督の強い思いから始まった映画ではなく、邦画製作に進出してるワーナーブラザースが、いいんじゃないって座頭市に目をつけて、最初に企画ありき、主演女優ありきで作っちゃった映画という気がする。 綾瀬はるかファンとしては、こういう話がをこういう女優でやりたいんだ!という監督の強い思いから始まる映画に出演してほしいなあ。 綾瀬さん、とにかく美しいという評判もありましたけど、少年剣士風の前髪のなびく横顔が、ちょっと中性的で惹かれました。 今の年齢の、まだ青い果実のような綾瀬はるかがそこに残されている、という意味においては、記念碑的作品としてあってもいい映画だとは思います。 でも、正直、目の下のクマがちょっと…^^; 殺陣については、頑張って練習したんだね、目をつぶってやるのは大変だったね、と言ってあげたい。決めセリフがちょっと棒だったのは、あれ?という感じでした。 その他、大沢たかおがいいと書きましたが、窪塚洋介もよかったです^^ というか、生きてスクリーンに戻ってきてくれて超感激しました。 柄本明、利重剛のおふたりも味のある存在でした。 綾瀬はるか、とってもよかったよ、と言ってあげられなくて、ゴメン! どうしても、情念を内に秘めた役よりも、笑ったり泣いたりするあなたが好きなのです。 「ハッピーフライト」はそこそこ面白い映画だと思うので、 「おっぱいバレー」がとてもいい映画であることを心から祈ってます。 「ICHI」公式HP ウィキペディア「ICHI」 my評価 :★★☆ (★五つで満点、☆は★の半分)
by do-little
| 2008-10-27 04:40
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